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War Rug ウォー ラグって知ってます?
2018.01.20 Sat 2,945views uncategorizedじつは昨年からウォーラグにハマッています。
ウォーラグ? 聞いたことないよっ、て方も多いんじゃないでしょうか。僕も正直、まったく聞いたことありませんでしたから。
War Rugって英語で書くととても分かりやすいんですが、戦車やヘリコプター、ライフルなどの柄を織り込んだ絨毯のことなんです。
作っているのはアフガニスタン。
ウェブ上などに出てくる少ない情報をかき集めてみると、1989年のロシア軍撤退の様子を織り込んだRugがWar Rugの始まりとのこと。かの国では大きな出来事はこうやってラグや絵にして多くの人に伝えるのが文化になっているのでしょう。だってアフガニスタンの識字率を調べると男性で30%強、女性は20%程度とのことですから。ちなみに2001年の同時多発テロの模様を織り込んだラグも定番柄として流通しています。西側では考えられないことですよね。
※参考写真
もともと綺麗な絨毯や敷物を作る産業があったアフガニスタンですが、40年以上(現在も続いている)政情不安の影響で経済が崩壊状態。
そんな経済事情もあり、次第に現地に派兵される多国籍軍などに向けて戦争関係の兵器や武器など柄を織り込んだものを作るようになったとのこと。
ざっくり言ってしまえばお土産モノ的なことなんでしょうが、これがホントに良くできているんです。
このラグ、手織りですよ。全て手仕事。
色も柄も微妙に違って、同じものは一つとしてありません。織物の端部分の処理や柄と柄を埋める細かな織り模様なども非常に手が込んでいて思わず息を吞むレベルです。
自分たちの命を脅かす兵器を描いたラグを売り、それで命を繋ぎ、子供を育て、生活をしているのだと思うとその逞しさに強烈に惹かれます。
面白いな〜!と思うのは、戦車の柄の周りに可愛い木や鳥、羊(?)とかも織られていて良い感じのアレンジが効いているんですよ。兵器の柄だからって攻撃的な感じがしないんです。ちょっとだけ織っている人の感性が滲んでいるような気がしてくグッときちゃいます。
じつはヨーロッパでは既にコレクターもいて、90年代のものにはプレミアがつき始めていると言います。うん、その気持ち超わかる。僕も出物があれば、古いのも欲しい(マジで!)。
これは書かなくても良い話なんですが、よく兵器の柄のモノを使ったり、迷彩柄着てたりすると、戦争を歓迎しているの?とか、戦争したいの?とか絡んでくる人がいるんですが(うちの妻とか)そういう人はホントにアホだと思いますわ。なんでそんな表面的な見方するんでしょうね。
ジョン・レノンが反戦の歌を謳う時に着たのはミリタリーウエア(Mー65とか)だぞ!
これなんて超可愛いです。ベージュと薄いピンクのグラデーション。最高。
ちょっとシックで大人な感じ。端の部分をよく見るとオレンジとブルーの小さな飾り(?)が付いています。サービス精神旺盛!w
ちょっと小振りなもの。柄は男性っぽいですね。これも色のバランスがすごく好き。この柄ならぱっと見た感じは戦車とかヘリコプターに見えないかも。
まだ日本で扱っているところは少ないんじゃないでしょうか。
ホントはアフガニスタンから直接買いたいんですが、現地に行くのは命がけだし、織っている人の連絡先もわからないし、、、仕方なくヨーロッパから買っています。
もしこの感覚を共有してくださる方がいたら、お譲りします。
中古なんで(ほぼ使ってないけど・・・)
一番目のやつと三番目のやつは4万円。
真ん中のは高かったんで5万円になっちゃいます。
興味がある方がいたらぜひご連絡ください!
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