リファレンス6241の手巻きデイトナはヴィンテージロレックス好きにとってはちょっと特別な存在。というのも、なにしろ市場に出てくる本数が少ないんです。6241は1965年に登場した手巻きデイトナ初のプラベゼル搭載モデルなのですが、後継の6264が60年代後半（67か68年ぐらいには出ているはず）に出てきてしまうので生産期間が短いんです。そして何よりも、ポール・ニューマンダイヤルを入れて価値を高めようとする人がこぞって、6241をポールにしてしまったため普通の6241が極端に少なくなってしまいました。ほんとにオリジナルで残っていること自体ちょっとした奇跡です。実際手にしてみると派手さがなく、バランスがとれていて、とても良いですね。こんなのをしっかりメンテナンスしてデイリーに使ったら、とてもカッコイイし幸せだと思います。
ポールやルマンをすでに持っている手巻きデイトナマニアも惹かれる一本なのではないでしょうか。この値段も今後はもう無理だと思いますよ。