奇跡のダイヤルコンディションで入荷した幻のサブ
ヴィンテージロレックス愛好家の垂涎の的となっているボンドサブ。厚いケースに8mmの専用リューズをセットした武骨なルックスは歴代サブの中でも独特で、この時代のスポーツロレックスの良さが凝縮されているように思えます。
今回入荷したのはボンドサブの中でも1958年の一時期にだけつくられた5510です。先行する6538が1030というムーブメントを積んでいたのに対し、5510は後継機である1530を搭載。不朽の名作5512の誕生前夜にほんのわずかだけ市場に出た幻のリファレンスとして世界的に評価されています。実際に現存している本数も少ないので、実物を見たことがないコレクターの方も多いのではないでしょうか。
ここで紹介する5510はとにかくコンディションが凄まじく良好です。痛み易い50年代後半のダイヤルにも関わらず、サーフェイスにはパウダーを蒔いたかのようなキラキラした艶が残り、夜光も当時のフォルムをしっかりと残しています。この状態で残っていたこと自体ひとつの奇跡です。これまで世界各国でイベントやGTGに参加し、同リファレンスを何本も見てきましたが、ここまでのコンディションのものは皆無でした。状態の良いレッドトップベゼルが付いていることも非常に大きなポイントです。このベゼルも単体で探すことはかなり困難ですし、出てきても数百万の負担を強いられることになります。
このクラスの時計は、正直誰でも買えるものではありません。かなりのプライスですが状態、希少性、マーケットなど全てを考慮した適正価格だと考えております。
尚、こちらの時計に関してはセキュリティ上、店舗で保管しておりません。実物をご覧になりたい場合にはお手数ですが、一度ご連絡をお願いいたします。