パーフェクトを求める人にこそ着けてもらいたい赤シードマーク3
防水性能を武器に発展してきたロレックス社が60年代後半に生み出したハイスペック潜水時計がシードゥエラー。その魅力はプロフェッショナルユースならではの質実剛健なつくりにあります。見るからに堅牢なケースに大きく膨らんだドーム型の風防、サブマリーナの2倍はあろうかという分厚いベゼル、そして飽和潜水を想定したエスケープバルブ、、、細部にまで男心をくすぐる要素が散りばめられています。
今回入荷したのは、最初期のシードにだけ存在する赤表記のタイプ。通称、赤シードです。じつは赤シードにもマーク1から6までダイヤルのタイプがあるのですが、ここでご紹介するのはマーク3というタイプ。すっきりとした王冠マークと深めの朱色で書かれたペットネームがスタイリッシュで、世界的にも人気があるバリエーションです。
この個体に関してはとにかく状態が良いのが最大のセールスポイント。きれいにクリーム色に灼けたインデックスと針が際立つダイヤルは文句のつけようがないコンディション。ケースもしっかりと残り、腕に載せるとサブマリーナとはまったく違う迫力を感じさせてくれます。ほのかに退色したベゼルも年式に合致したマーク3タイプ。マニアックな話になりますが、ブレスレットとケースと接合部分(通称 フラッシュフィット)もシード専用の258が入ります。まさにパーフェクト。上級コレクターであればあるほど、その希少性をわかっていただけると思います。
SNS時代になった今でこそインターネット上では赤シードの画像がたくさん出てきますが、実際に状態の良いものが店頭に並ぶことは稀です。探していた方にはこの機会にぜひ手に入れていただきたいです。