1st 1675にだけ存在するOCC ダイヤル
第二世代のGMT Ref.1675のファーストモデル、通称 “OCCダイヤル”が入荷しました。このダイヤルはRef。1675が登場した1959-60年にだけ作られたタイプで現存数が少なく、コレクターズアイテムとして知られています。
マニアな方々は既にご存じだとは思いますが、一応 OCC ダイヤルについてもご説明いたしましょう。ダイヤルのGMT-MASTERという文字の下に「OFFICIAL CERTIFIED CHRONOMETER」(occ)と描かれている文字が見えると思うのですが、1961年以降のRef.1675はこの部分が「SUPERLATIVE CHRONOMETER OFFICIALY CRTIFIED」(SCOC)に変更されるため、前者OCC表記のものは希少。製造期間はわずか1年半ほどしかありません。もちろん実質的な1st 1675ですから、GMTの歴史の中でも重要なモデルでもあるわけです。初代GMT Ref.6542もOCC表記ですから、ヴィンテージ好きにとっては堪らないディテールですよね。コレクターならば一度はご自身のウォッチケースに収めたいと思う一本なのではないでしょうか。
コンディションも年式を考えれば良好で、文字盤に若干の経年は感じられるものの雰囲気抜群です。この機会にぜひご検討ください。