チュードルのクロノグラフとしては第2世代にあたる通称モンテカルロが入荷しました。しかもブルーダイヤル＆プラベゼルという人気の組み合わせ。嬉しいことにギャラやボックスまで付属するコレクター垂涎の一本です。

60年代後半、チュードルは親会社であるロレックスとデザイン面でも差別化を計る経営戦略をとります。
1971年に登場したこのモデルも時計史上に残るユニークなデザインが最大の魅力。ルーレットを思わせる個性的なダイヤルデザインから、モンテカルロという愛称で親しまれるようになりました。
同時期のロレックスのクロノに比べるとバリエーションも豊富です。ステンレスベゼルの7159／0、回転ベゼルの7169/0、そして今回入荷したプラスチックベゼルの7149/0という3種類のタイプがあり、それぞれにブラックとブルーのダイヤルが設定されました。機能面も立派です。本家のデイトナに採り入れられたばかりだったオイスターケースを使い、デイト表示機能もプラス。実用性の面では同年代のロレックスを越えている、とも言えるでしょう。

歴史あるロレックス/チュードルのスポーツモデルの中で、ブルーダイヤル＆ベゼルが入るモデルは、このモンテカルロと次世代のビッグブロック エキゾチック（9430/0、9420/0）のみ。
それゆえモンテカルロを持つならブルーを狙う、というマニアを数多くいらっしゃいます。

この個体に関しては、後年のメンテナンスでダイヤルが綺麗なものに交換されておりますので、気分良く使っていただけると思います。